VladgSound が開発し、現在 Tokyo Dawn Records が引き継ぎしている無料のロシア製アナログコンプレッサー「VladG Molot Compressor」をご紹介します。
詳細はこちら:https://www.tokyodawn.net/vladg-molot-compressor/
VladG Molot Compressor の特徴
VladG Molot Compressor は、非常に高品質なコンプレッサープラグインで、有償のものと比較しても遜色ないと言えるほどの多機能さ。
ロシア製ですが、ロシア語以外に英語も選択することが可能です。
メーター
中央には VU / gain reduction メーターがあり、コンプレッサーがどの程度音を圧縮しているのかをひと目で確認することができます。
FILTER
シェルビング型のハイパスフィルターを搭載。
オンオフの切り替えが可能で、マスターバスの場合はオフに、トラックに使用する場合は 100Hz ~ 150 Hz を推奨しています。
ATTACK
アタックモードにはアルファとシグマを搭載。
アルファはしきい値に達してすぐにコンプレッサーが効き、シグマはゆっくりとゲインリダクションを開始します。
LIMITER
インジケーターランプを見ながら LIMITER の調節を行うことが可能です。
独自のアタック感があるリミッターで、オーバーサンプリングを大きく設定することで最大限に効果を発揮してくれます。
MID SCOOP
中央周波数に対して掛けられるイコライザーです。
中央に設定する(Ctrl + クリック)ことでオフにすることが可能です。
RELEASE
コンプレッサーが掛かってから開放されるまでのリリースタイムを調整します。
THRESHOLD
コンプレッサーが掛かるしきい値を調整します。
メーターを GR モードに切り替えることで THRESHOLD を調整しやすくなります。
MAKEUP
Output されるレベルを調整します。
MODE
モノラル、サイドチェイン、サイド、ミッド、ステレオなど、多くのモードを搭載。
RATIO
音をどれくらい圧縮するかのレシオ(比率)を調整します。
パーカッシブなサウンドには 4:1 を、音の密度をわずかに上げたい時には 2:1 を、音への影響が目立たない程度にしたい場合は最小値が推奨されています。
KNEE
圧縮を緩やかにするか急にするかを調整できます。
Hard にすることでゲインリダクションの開始が強調されます。
DRY MIX
DRY(入力)の音を出力に混ぜる量を調整します。
UPSAMPLING
オーバーサンプリングすることにより、コンプレッサーの品質が向上しますが、その分CPUの消費は大きくなります。
推奨値は 4x です。
まとめ
ここまで多くのパラメーターを搭載したコンプレッサープラグインが無料でダウンロードできるのは非常に嬉しいですよね。
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