Auburn Sounds の パン(Pan)を管理(Management )する VST プラグインの「Panagement」をご紹介します。
詳細はこちら:https://www.auburnsounds.com/products/Panagement.html
Panagement の特徴
Panagement はパン(定位)を管理することに特化したプラグインです。このプラグインの良いところは、ただ単にパンを操作するだけのプラグインではなく、ステレオ幅の変更やリバーブによる距離感、LFOなど、パンに関する多くの機能を搭載しているところ。
Panagement の使い方
Panagement の各パラメーターの使い方をご紹介します。
GONIOMETER
ステレオ感を視覚的に確認できる GONIOMETER を搭載しています。 CHECK MONO スイッチをオンにすることで、音をモノラルに変換しステレオとの比較を行うことができます。
Width
Width ノブは、入力とリバーブのステレオ幅を調整することが可能です。左に回し切ることで完全にモノラルな状態に、右に回すことで左右に音が広がります。
TILT
Tilt は周波数に対しての音量の傾きを調整するイコライザーです。低音域と高音域の音のバランスを +/- 6dB まで調整することができます。
OUTPUT LEVEL
出力レベルを調整します。
REVERB
リバーブ機能を搭載。5つのスイッチでリバーブモードを Concrete(コンクリート)、Heaven(天国・ガラス)、Wood(木)、Cave(洞窟・岩)、Dark(暗闇)から選択することができます。
- Tail:リバーブ内の高音域、低音域の傾きを調整します。
- Bass:ハイパスフィルターのカットオフする周波数やレゾナンスを調整します。
- Size:リバーブの部屋のサイズを調整します。
- Decay:リバーブの減衰時間を調整します。
- Wet:原音とリバーブの割合を調整します。
LFO
LFO は、パンや距離を揺らすモジュレーション機能です。
- Tempo:揺らすテンポを選択できます。Free を選ぶことで揺らす周波数を直接指定することが可能です。
- LFO Shape:音を揺らす形を変更できます。
- Far:距離を揺らす量を調整します。
- Gain:音量を揺らす量を調整します。
- Phase:パン以外のパラメーターが動くタイミングを微調整します。
- Tilt:Tilt パラメーターを揺らす量を調整します。
- Pan:パンを揺らす量を調整します。
PANORAMA VIEW
視覚的に音源からの距離やパンの調整が可能です。 LFO と連動して動いてくれます。
- Wide:距離によってステレオ幅がどれくらい影響を受けるかを調整します。
- Late:距離によってリバーブがどれくらい影響を受けるかを調整します。
- Early:距離によって初期リバーブがどれくらい影響を受けるかを調整します。
- Level:パンによってどれくらい左右の音量差が出るのかを調整します。
- Spectral:パンによってフィルターがどれくらい影響を受けるかを調整します。
AMOUNT
このプラグインすべてのパラメーターの効きを総合的に調整することができます。
まとめ
フリー版ながら高クオリティのなパンニングプラグインです。リバーブも自然な仕上がりで、リバーブプラグイン単体として使用するのもあり。
有料版ではディレイと PGMT-400 と呼ばれるカスタムチップを使用することができます。
気になる方はぜひ以下のリンクからダウンロードしてみてはいかがでしょうか。
詳細はこちら:https://www.auburnsounds.com/products/Panagement.html