アタック感をより強力にしてくれるフリーのトランジェントシェイパープラグイン、Low Wave Studios の 「SpikeQ」 をご紹介します。
SpikeQ の特徴
SpikeQ は、 Low Wave Studios が開発した周波数ベースのトランジェントシェイパープラグインです。周波数別に掛けることや、アタックリリースの調整など、音のアタック感を調整するのに便利な機能が多く搭載されています。
セミパラメトリックEQ
4つのセミパラメトリック EQ バンドを搭載しています。アタックのある部分の特定の周波数領域だけを強化することが可能です。この EQ 機能があることによって、「高音域(低音域)のアタック感が派手すぎる!」といった事態を避けることができます。
アマウント
トランジェントシェイパーを掛ける量を調整します。
x2 スイッチを押すことでアマウントを二倍に掛けることができます。これはダイナミックレンジが低いトラックや、極端にトランジェントシェイパーを掛けたいときに使用します。
クリッピング
Clip にチェックを入れることで、トランジェントシェイパーが効きすぎて大きなスパイクとなった部分をクリッピング(削る)ことができます。
O.S. は、オーバーサンプリングの略で、エイリアシングによるノイズをオーバーサンプリングすることによって回避する機能です。
アタック/リリース
アタック/リリースによってトランジェントシェイパーが検知するアタック時間と、効きが減衰するまでの時間を調整することができます。
出力
Output はクリッパー前の出力レベルを調整します。 Dry / Wet でトランジェントシェイパーが掛かる前の音と掛かった後の音の割合を調節することが可能です。
まとめ
無料で多機能なトランジェントシェイパープラグインは中々少なく、有料のプラグインを検討しているという方も多いのではないでしょうか。その点 SpikeQ は無料ながらパラメーターも多く、トランジェントシェイパーとしての役割を十分に果たしてくれます。
無料ダウンロードは以下のリンクから!