Voxengo で無料配布されている M/S 処理に便利なステレオ調整プラグイン「Voxengo MSED」をご紹介します。
詳細はこちら:https://www.voxengo.com/product/msed/
Voxengo MSED の特徴
Voxengo の MSED は、Mid-Side Encoder-Decoder の略で、ステレオトラックの MID と SIDE のバランスを調整するプラグインです。MID/SIDE の GAIN と PAN を変更することで両者間をバランス良く調節することができます。
モード
ENCODE 、 DECODE 、INLINE の3つの処理モードを搭載しています。
- ENCODE : Mid-Side エンコードモードとして動作し、入力された Left/Right の信号が MId/Side の信号に変換されます。
- DECODE : Mid-Side デコードモードとして動作し、入力された Mid/Side の信号が Left/Right の信号に変換されます。
- INLINE : エンコーディング→ゲイン→パン調整→デコードの順番に実行します。 Left/Right の入力に対して M/S処理 をしたいときには主にこのモードを選択します。
このエンコード・デコード機能によって、「L/R のトラックを M/S に変換し、他のプラグインで調整した後に L/R に戻す」といったことも可能。
GAIN
GAIN パラメータによって MID と SIDE の音量をそれぞれ調整することが可能です。MUTE ボタンを押すことで片方を消音して MID のみ、 SIDE のみの音を確認することができます。
PAN
PAN パラメータは MID と SIDE の定位を変更することが可能です。
メーター
Correlometer は、位相のズレをチェックできる位相メーターです。モノラル成分が多いほど右に、センターの定位が少ないほど左に振れます。
L-R Balance は、L-R の音量バランスを数値で確認することができるメーターです。
アナライザー
音の広がりを視覚的に確認することが出来るアナライザーを搭載しています。
その他の機能
- CH SWAP : 入力のチャンネルを交換することができます。
- FLIP 180 : チャンネルの位相を180度反転することができます。
まとめ
Mid と Side のバランスが非常に細かい単位で微調整できるため、ステレオイメージャーとして優秀なプラグインです。
L/R と M/S 間でエンコード・デコードできるのも便利。
M/S 処理に対応していない好みのイコライザーで M/S を調整したいときに役立ちます。
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