【おすすめ】DTM が捗る リファレンス曲 まとめ

ミックス&マスタリングを行う際には必須の「リファレンス曲」

仕上がった曲の完成度は選んだリファレンス曲に左右すると言っても過言ではないほど、 DTM を行う上では重要な役割を持っています。

今回は、そんなリファレンス曲とは一体なにかや、よく使用されているオススメの楽曲などをご紹介します!

目次

リファレンス曲とは

リファレンス曲は、制作している楽曲の方向性を決めるために「参考にする楽曲」のこと。

ミックス&マスタリング時には指標としてリファレンス曲を一曲でも用意しておくと、完成形がイメージしやすく理想の楽曲に仕上がりやすいです。

リファレンス曲の選び方

リファレンス曲は、自分の作りたい楽曲に近いジャンルを選ぶことが大事です。例えば、ロックバンド風な曲を作りたい場合には、楽器構成(ギター・ベース・ドラム等)が同じであったり、テンポやリズムが近い楽曲を参考にすると良いでしょう。

また、複数の楽曲をリファレンス曲として選ぶことも、より広い視野でミックス&マスタリングができるためオススメです。

様々なジャンルの曲を聴いてみる

作曲・編曲する上で幅広いジャンルの楽曲をたくさん聴くことも必要になってきます。

今まで聴いてこなかったジャンルの楽曲も広範囲に聴くことで、「こういう手法もあるのか!」とサウンドの引き出しが増えるため、ぜひ本記事でオススメするリファレンス曲を聴いてみてください。

リファレンス曲に近づけるには

自分の楽曲とリファレンス曲を比べると何かが違う…

という方は、周波数帯ステレオ幅ダイナミクスの3つに注意して楽曲を分析してみてください!

周波数帯

ベース は 50-100Hz、キックは 100-500Hz、ボーカルは 500-5kHz など、トラックがどのような周波数帯に配置されているかを分析。不要な帯域は EQ でカットしたり、特徴的な音をブーストしたりすることで各トラックがしっかり聴こえるように処理します。

ステレオ幅

メインボーカルは MID に、コーラスは SIDE になど、ステレオ幅によってトラックを分離することも大事です。基本的にはメインになるトラック(ボーカルやベース等)はミッドに配置することで存在感を出し、コーラスやパッド等はサイドに配置し雰囲気が出るようにすることが多いです。

ダイナミクス

イントロや間奏では静かに、サビでは大きな音など、細かい楽曲の音量の変化(ダイナミクス)についても分析しましょう。リファレンス曲と比較して、自分の楽曲がダイナミクスに乏しい場合は、コンプやリミッターなどのエフェクトを使用して、楽曲の音量をコントロールすることが重要です。

オススメのリファレンス曲

The Nightfly / Dnald Fagen

元サイトで動画を視聴: YouTube.

ジャズ、 ロック、 ポップ・ミュージック、 ポップ・ロック、 フュージョン、 リズム・アンド・ブルース

Subtitle / Official髭男dism

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J-POP

BDZ / TWICE

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K-POP、EDM

Music For A Sushi Restaurant / Harry Styles

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ポップ、ロック、 コンテンポラリー、R&B、 シンセポップ、 エレクトロ ポップ、 Pop funk

Morning / Beck

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オルタナティブ、インディーズ

WE ARE / Jon Batiste

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コンテンポラリー・R&B、jazz、soul、ポップ・ミュージック、ヒップホップ・ミュージック

I’M THAT GIRL / Beyoncé

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R&B/ソウル

Getting Older / Billie Eilish

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ダーク・ポップ

the 1 / Taylor Swift

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オルタナティブ/インディーズ、ポップ、ソフト・ロック

Time Alone With You ft. Daniel Caesar / Jacob Collier

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アカペラ、ジャズ、ゴスペル、ソウル

My My My ! / Troye Sivan

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オルタナティブ/インディーズ、ポップ

Electricity / Silk City, Dua Lipa

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ダンス/エレクトロニック、ポップ

Chocolate / The 1975

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オルタナティブ/インディーズ、 ダンス/エレクトロニック、 ポップ、 UK R&B

Magnetic Eyes / Matrix & Futurebound

元サイトで動画を視聴: YouTube.

ダンス/エレクトロニック、ハウス

グラミー賞受賞作品から選ぶのもアリ

今回紹介した楽曲の他にも、グラミー賞には歴史に残るほどの名盤が多く受賞・ノミネートされており、最先端のマスタリング/ミックス技術を学ぶ上で非常に参考になります!

リファレンス曲に近づけるのに便利なツール

ISOL8

ISOL8 は、帯域別に音源にソロ/ミュートを掛けることができる無料のモニタリングツールです。

L/R片方だけを聴いたり、M/S処理にも対応しているため、リファレンス曲がどんな音の配置になっているのか確認するのに便利です。

iZotope Ozone/Neutron

Ozone/Neutron は、iZotope が開発した AI を利用した最先端のミックス/マスタリングツールです。

リファレンス曲を設定すると AI がそれを分析し、EQ や コンプ等のパラメーター調整を自動的に行なってくれる、「 AI アシスタント機能」は非常に優秀。

詳細はこちら:iZotope – Plugin Boutique

REFERENCE 2

REFERENCE 2 は、リファレンス曲と自分の楽曲を素早く比較できる便利なプラグイン。

EQ バランスやステレオ幅、コンプ、音量等がリファレンス曲とどれぐらい差があるのかひと目見て分かるため、ミックス時に役立つプラグイン。

詳細はこちら:REFERENCE 2 – Plugin Boutique

まとめ

リファレンス曲は、究極的には自分の好みで選ぶのが一番ですが、様々な作編曲手法を学ぶためにも流行の楽曲を追うのも大事です。

特にJ-POPだと、宇多田ヒカル、米津玄師、藤井風、Official髭男dismなどのレコーディング・ミックスを手掛ける 小森雅仁 氏のミックス・マスタリングが参考になるのでオススメです!

ぜひたくさんのリファレンス曲を聴いてミックス/マスタリングの質を向上させましょう!

リファレンス曲探しには Amazon Music Unlimited がオススメ。
ジャンルや曲の雰囲気で楽曲を検索することができ、見つけた楽曲は高音質ですぐに再生可能なためリファレンス曲探しに便利です!

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