Xfer Records が無料配布中のマルチバンドコンプレッサー「OTT」をご紹介します。
無料ダウンロードはこちら:https://xferrecords.com/freeware
OTT の特徴
OTT は、人気シンセサイザープラグイン「Serum」を開発したメーカーとして有名な「Xfer Records」が無料配布中のマルチバンドコンプレッサープラグインです。
マルチバンドコンプレッサーとは
コンプレッサーは、小さい音を大きく大きい音を小さくすることで、トラックの音量を圧縮し一定にするプラグインです。
マルチバンドコンプレッサーは、コンプレッサーを周波数帯別に掛けることができるプラグインです。
低周波数帯だけにコンプレッサーを掛けて中域以上は通過させるなど、通常のコンプレッサーより繊細に圧縮が行なえます。
基本パラメーター
- DEPTH : 圧縮する深さ、30 % 程度に設定して使用するのがオススメ。
- TIME : 圧縮後のリリース時間、大きくするほどリリースが早くなります。
- IN GAIN : 入力音量、入力によってコンプレッサーのかかり具合も変わります。
- OUT GAIN : 出力音量
スレッショルド
H(高域) 、 M(中域) 、L(低域)にそれぞれメーターが付いており、メーターを直接ドラッグすることでコンプレッサーのしきい値を指定することが可能です。
右側についているノブによってそれぞれの周波数帯に対してイコライザーを掛けられます。コンプレッサーの設定と関係なく動作するため、コンプレッサーだけ使用したい方は基本的に使用しない機能です。
UPWARD , DOWNWARD
UPWARD は上方向、 DOWNWARD は下方向にコンプレッサーの効き具合を設定します。
UPWARD を上げると小さい音を大きくする割合が増え、DOWNWARD を上げると大きい音を小さくする割合が増えます。
ダウンロード方法
こちらのサイトから無料でダウンロード可能です。
OS が Windows の方は Install_Xfer_OTT_135.exe の Download ボタンをクリック。
OS が Mac の方は Install_Xfer_OTT_135.dmg の Download ボタンをクリック。
まとめ
OTT は、各周波数帯のダイナミクスを調整したいときに便利なマルチバンドコンプレッサー。
周波数が固定なので初心者にも扱いやすいですが、それが欠点でもあります。より詳細に周波数を設定したい方はぜひ有償のマルチバンドコンプレッサーを使いましょう。
無料ダウンロードはこちら:https://xferrecords.com/freeware