DTMってPCやDAW、オーディオインターフェースなど、良い曲を作ろうとすればするほど、何かとお金がかかってしまうものですよね。
特に VSTプラグインは良いものになると非常に高額です。
ですが、最近はフリーVSTプラグインにも高品質なものも増えてきていて、お金のないDTMerでも十分良曲が作れる時代に。
今回は、そんな中でも初心者の方は絶対導入するべき、オススメのフリーVSTプラグインを24選ご紹介します。
シンセサイザー
TAL-NoiseMaker
無料のシンセサイザー系VSTの定番といえばこの「TAL-NoiseMaker」。独自のシンセエンジンによるサウンドはとても良い音。インターフェイスもひと目でわかるシンプルさで音作りが簡単!
音作りの幅が非常に広く、図太いサウンドからFX的な音まで作ることが可能です。 便利なプリセットもたくさん用意されているのでシンセ初心者にもオススメです。
詳細はこちら:https://tal-software.com/products/tal-noisemaker
DSK Ethereal PadZ 2
楽曲に厚みをもたせたいときにはPAD専用のシンセ「DSK Ethereal PadZ 2」がオススメです。このシンセは幻想的な雰囲気を表現したい時に効果を発揮します。
楽曲のバックにフンワリと鳴らせば雰囲気が一転!「曲が完成したけど何か物足りない」というときには、楽曲に影響が出ないくらいの小さい音量で入れてみると雰囲気が変わります。
*32bitのみ対応
詳細はこちら:http://www.dskmusic.com/dsk-ethereal-padz-2/
SANA 8BIT
「SANA 8BIT」は昔ながらのゲーム機のようなピコピコ音が出せるチップチューンシンセです。たくさんあるチップチューンシンセの中でも、64bitに対応しているのが良いところ。最新のDAWでも使えます。
出音も良い音でなによりインターフェイスがわかりやすい。波形を選んでパラメータを調整するだけでピコピコサウンドが出せます。これが無料でダウンロードできるのはすごい!
詳細はこちら:http://ch.nicovideo.jp/acnochip/blomaga/ar1667053
ピアノ・エレピ
Piano One
無料のピアノVSTの定番「Piano One」。YAMAHAのグランドピアノ「YAMAHA C7」をモデリングした音源で、どんな楽曲にでも使いやすい万能ピアノ音源です。
リバーブも内部に搭載していて、他にも細かくパラメーターがいじれるのも使いやすいポイント。
詳細はこちら:http://supremepiano.com/product/piano1.html
Sweetcase Vintage Electric Piano
「Sweetcase Vintage Electric Piano」はヴィンテージエレクトリックピアノをサンプリングしたVST音源。音は一種類のみですが、フリープラグインとは思えないほどクオリティが高い!
パンでモジュレーションを掛けると、左右に心地よく揺れるエレクトリックピアノ感溢れるサウンドに。BELLパラメータを上げてリズム楽器として使用するのもアリです。
詳細はこちら:https://www.noiseash.com/sweetcase-vintage-electric-piano/
ギター・ベース
Ample Guitar M Lite Ⅱ
「Ample Guitar M II」の機能制限版で、使用できない奏法(ハーモニクスなど)がありますが、それでも十分に活躍してくれます。
流石は製品レベルの高クオリティな音質・機能で、ギターメインの曲にもバッキングにも役立ってくれる優秀な音源です。
詳細はこちら:https://www.amplesound.net/en/download.asp
Ample Bass P Lite Ⅱ
「Ample Bass P II」の機能制限版。こちらも使用できない奏法(スラップなど)がありますが、ハンマリングやプリング等必要最低限の奏法は使用可能です。
ゴリゴリとしたプレベならではのサウンドが心地良いです。ロックやポップス幅広く活用できそうです。
詳細はこちら:https://www.amplesound.net/en/download.asp
オーケストラ
DSK Overture
「DSK Overture」はストリングスやブラスセクションなど、オーケストラ系楽器を網羅したマルチ音源。
弦楽器や管楽器以外にも鍵盤楽器や打楽器など幅広く楽器を網羅しているので、オーケストラの楽曲はもちろんポップスやロックなどどんな楽曲にも役立ちます。
*32bitのみ対応
詳細はこちら:http://www.dskmusic.com/dsk-overture/
ドラム・パーカッション
Beat Factory Drums
「Beat Factory Drums」はTR-808などのドラムキットをサンプリングしたリズムマシンです。EDMやダブステップなどのエレクトロニック・ミュージックにはピッタリのドラム音源です。
プリセットを選んであとはボリュームとパンをいじるだけのシンプルなインターフェイスで初心者にもオススメです。
詳細はこちら:https://www.beatskillz.com/shop/beatfactory-drums/
MT Power Drum Kit 2
「MT Power Drum Kit 2」はパワフルなドラムキットをサンプリングしたアコースティックドラム音源。ロックやメタル向けの非常に迫力のある音が出ます。
MIDIのフィルインやループ素材が大量に搭載されているので、ドラムトラックを簡単に作成できるのも良いところ。
詳細はこちら:https://www.powerdrumkit.com/
Clap Machine
「Clap Machine」はハンドクラップに特化した専用音源。パラメーターをいじることでハンドクラップを自由にエディットすることができます。
鍵盤には沢山の音色がマッピングされていて、その数はなんと4オクターブ分。複数同時に発音可能なので、ハンドクラップを重ねて使用するのもあり。
詳細はこちら:http://99sounds.org/vst-plugins/
コンプレッサー
Density mkⅢ
「Density mkⅢ」はM/S処理もできる汎用性の高いコンプレッサー。
インターフェイスがわかりやすく、プリセットにはドラムやボーカル、ギターなど楽器ごとのプリセットも用意されているので、初心者にも使いやすいコンプレッサーです。
詳細はこちら:https://varietyofsound.wordpress.com/downloads/
ComBear
「ComBear」はコンプが掛かった音と掛かってない音をミックスできるパラレルコンプレッサー。
つまみがCOMPRESSとMIX、GAINのみで非常にシンプル。使い方としてはドラムや主旋律などの目立たせたいパートに使うのがおすすめ。
詳細はこちら:https://www.waproduction.com/plugins/view/combear
イコライザー
SplineEQ FREE
有料リニアフェイズEQ「SplineEQ」のフリー版。フリー版は4バンドまででプリセットが使用できない制限がありますが、それ以外は有料版同様のクオリティのものが使えます。
切れ味の良いEQで、不要な帯域をばっさりとカットしたいときには便利です。
詳細はこちら:http://photosounder.com/splineeq/
BootEQ mkⅡ
「BootEQ mkⅡ」はギターやベースなどの音作りに便利なパラメトリックEQ。主にカットよりもブーストに使用するタイプのEQです。
ギターやベースのミッドローあたりの帯域をブーストさせてあげると、存在感が増した迫力ある音になります。
詳細はこちら:https://varietyofsound.wordpress.com/downloads/
リバーブ
TAL-Reverb-4
ヴィンテージな味のあるリバーブ効果を追加できるフリーVSTプラグイン「TAL-Reverb-4」。
リアル系というよりかはシンセにかけるようなエフェクティブなリバーブなので、印象的なリバーブ効果を出したいときに活躍します。
詳細はこちら:https://tal-software.com/products/tal-reverb-4
OldSkoolVerb
「OldSkoolVerb」はその名の通り昔ながらの定番スタイルのリバーブ。
プレート、ホール、ルームなどプリセットも多く、EQも搭載されているので、どんな楽器にも適用できる汎用性の高いリバーブです。
詳細はこちら:https://www.voxengo.com/product/oldskoolverb/
コーラス
Azurite
「Azurite」は音源をリッチにするフリーマルチボイスコーラスプラグインで、8つまで音を重ねることが可能です。
ギターやシンセに音を重ねて豪華にしたり、フランジャー効果をかけて音をうねらせてみたり、音作りが楽しくなります。
詳細はこちら:http://distorqueaudio.com/plugins/azurite.html
フィルター
FilterJam
大きなつまみで簡単にレゾナントフィルターをかけられるフリープラグイン「FilterJam」。帯域ごとのローパスフィルタが内部に4基搭載されています。
4種類のモードからフィルタリング方法を選択することで、独特のフィルタリング効果を得ることができます。
詳細はこちら:https://www.audiothing.net/effects/filterjam/
ビットクラッシャー
Krush
音源をローファイ化することで歪ませたり厚みを出したりするフリービットクラッシャープラグイン「Krush」。
音源を歪ませられるだけでなくフィルタやモジュレーションも付いているので、ドラムやシンセの他にも様々な用途に使えます。
詳細はこちら:https://www.tritik.com/products/krush/
リミッター
ClipShifter
視覚的に音圧をコントロールできるフリークリッパープラグイン「ClipShifter」。
波形を見ながらリミッターを掛けられるので、簡単に音圧を稼ぐことが可能です。ベースやドラム音源にインサートして使用するのもあり。
詳細はこちら:http://lvcaudio.com/plugins/clipshifter/
マスタリング
Voxengo MSED
簡単にM/S処理ができるフリープラグイン「Voxengo MSED」。MID成分とSIDE成分の音量バランスをGainつまみで簡単に調整できます。
MIDとSIDE片方だけをミュートする機能も便利。視覚からも音量バランスを確認することができます。
詳細はこちら:https://www.voxengo.com/product/msed/
アナライザー
Voxengo SPAN
周波数帯域を視覚化してくれるフリーアナライザープラグイン「Voxengo SPAN」。
インターフェイスは大きくて見やすく、動作も軽くて使いやすいです。M/S表示も可能で、表示帯域や表示方法など細かく設定できます。
詳細はこちら:https://www.voxengo.com/product/span/
ISOL8
「ISOL8」は5つに分かれた任意の帯域をミュートやソロで聞くことができるフリーモニタープラグイン。左チャンネル、右チャンネル、ミドル、サイドのみの視聴も可能です。
楽曲の中のスッキリしない帯域を探すのに使用したり、M/S処理の際のモニタリングにも使用できます。
詳細はこちら:https://www.tb-software.com/TBProAudio/ISOL8.html
まとめ
いかがでしたか?
今回ご紹介したVSTプラグインはすべて無料で手に入ります!持っていて損はないVSTプラグインなので、ぜひダウンロードしてみてはいかがでしょうか。